授業参観 ② の 2

おはようございます。昨日の授業参観の続きを紹介します。

3年生の「日本史B」の授業です。本時の授業の「めあて」は「①鎌倉時代の農民はどのような生活をしていたのだろうか ②武士と農民、荘園領主の関係は ③産業はどのように発展したのだろうか を知る」です。

先ず、前時の復習。「当番ノート」の発表。前回の授業のまとめを当番が授業開始時に発表して、全体の理解を深めていきます。

0530018.JPG

授業の「めあて」に向けて古文書史料「阿弖河荘上村百姓等言上状」を読み取っていきます。先ず、誰が書いた文書か?? 

授業はグループ学習で行われます。グループ学習では、わからない問題の教え合いや、一緒に考える場面が設定されます。自分で考えたことを言葉に出して確認すること、グループの仲間の意見や考えを聞いて、自分の考えを見直し、それらを組み合わせてより良い考えを創りだすこと、これらの場面が次々に個人の思考内に起こり、理解が深まっていきます。東京大学 大学総合教育研究センター教授の故 三宅なほみ 先生は、これを「建設的相互作用」と呼んでいます。

 0530020.JPG 0530021.JPG 0530022.JPG  0530024.JPG

先生の質問に、手が多く上がりましたね!次に、グループで、「阿弖河荘」の何がわかるのか、先生が文書を読み解かれるのをヒントに考えていきます。わかったことは、グループで相談して抜き出していきました。

 0530026.JPG 0530027.JPG 0530028.JPG

先生が指名しながら、文書の内容から当時の「阿弖河荘」の実態からわかることを整理されていきます。地頭の非道を六波羅探題に農民たちがかな文字で訴えたこと、公武二元支配を農民たちは受けていること、農村にも貨幣経済が浸透していること、等、様々なことが解りました!

    0530031.JPG 

今回学んだ「職の重層性」「作合」は中世的社会の根幹を成すもので、「太閤検地」によりこれらは否定され、近世的社会が成立します!

続いて、1年生の「数学Ⅰ」の授業です。本時の授業の「めあて」は「絶対値の外し方を理解する・根号を含む式の計算ができるようになる」です。

1年生の「数学Ⅰ」の授業では、より学習が定着するように少人数展開の授業を行っています。先生方の持ち授業時間が増えることになっても生徒たちのためにと取組んでくださっています。校長として感謝の言葉もありません。

先ず、前時の復習。指名で答えることで解答を確認していきました。

 

続いて、グループで教え合いながら練習問題を解いていきました。解答は、グループごとに板書で行います!

 0530036.JPG 0530038.JPG 0530039.JPG 

絶対値の外し方は理解できましたか?? 平方根の計算とともにしっかり復習しておいてくださいね!

カレンダー

2024年4月

  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30