毎年1月24日~30日は全国学校給食週間です。この期間は毎月食育の日の前後に行っている郷土料理を毎日提供します。
第1日目は1月24日(水)です。
北海道の郷土料理を提供しました。
・牛乳
・開拓丼
・のっぺい汁
普通食↓
開拓丼は豚ひき肉と人参・ひじき・コーンを味噌などで味付けした具をごはんにかけて食べる丼料理です。北海道の開拓時代をイメージした料理として開発され、地場産物を活かした学校給食を披露する全国学校給食甲子園で入賞したことがある『ご当地給食』です。調べてみると全国でもいろいろな学校給食で提供されいました。本校の開拓丼は甘辛い味付けで食べやすいようにしており、普段はあまりごはんを食べない人もしっかり食べてくれたようです。
第2日目は1月25日(木)です。
宮崎県の郷土料理を提供しました。
・りんごジュース
・ご飯
・チキン南蛮
・豚汁
普通食↓
チキン南蛮は、宮崎県発祥で知られる料理です。
戦国時代にすでに「南蛮漬け(唐辛子の入った甘酢につけた料理)」があり、その頃やってきていたポルトガル人によって持ち込まれた食文化のようです。
その後、昭和30年代には洋食店で揚げた鶏肉を南蛮漬けにして食べる「チキン南蛮」が始まり、次第に家庭料理や学校給食でも取り入れられるようになり、現在のタルタルソースをかけるスタイルに変化していきました。
給食室で鶏肉を揚げた後、甘酢ダレをかけて提供しました。教室でタルタルソースをかけて食べます。家庭によっても味が様々な甘酢ダレですが、昨年度美味しかったという意見が多かったので、今年度は少し量を増やして提供しました。今年度もよく食べてくれて嬉しかったです。
全国学校給食週間は、給食の歴史や給食に携わる人たちへの感謝の気持ちを学ぶ機会でもあります。本校ではこの期間、毎日郷土料理が登場するので和食を食べる機会が多くなります。世の中には様々なおいしい料理がありますが、給食の歴史と和食のおいしさをたくさん知って何でも食べられるようになって欲しいと思います。