今日は、3時間目に3年生「世界史実践」の授業を見せてもらいました。
「世界史実践」は、本校独自の科目で、世界史Aの到達目標を踏まえて、
現代社会の諸現象に関する歴史的背景についての知識を深め、より深い理解力を養うことを目標にしています。
今日は、「中華国家の成立」について、学習しました。
前回の春秋戦国時代に続き、秦の始皇帝から始まりました。
2年生で、中国最後の皇帝(ラストエンペラー)「溥儀」について学んだことを活かし、
最初と最後の皇帝という意識付けを行いました。
次の漢の時代では、初代皇帝 劉邦とライバル項羽のエピソードとして、
これも2年の古典で学んだ「鴻門の会」を紹介しました。
続いて漢の時代を説明する際、
「今から、君たちのために特別に借りてきた、国宝を見せるから、絶対素手で触ったらあかんで」
と前置きをして、漢の皇帝から贈られた国宝「漢委奴国王」の金印を生徒たちに見せました。
(桐の箱には、確かに「国宝」と書いてありました。)
生徒たちからは、「絶対ウソや」「でも、結構重たいで」など、とても関心を持って、回していました。
この授業のS-T分析図は、次のとおりです。(→こちらをクリック)
解説や板書が中心でしたが、身近なエピソードを交えながら、生徒の興味関心を高めるように工夫していたと思います。