今日は、まず1時間目に1年生の「数学Ⅰ」の授業を見せてもらいました。
多項式の乗法である展開の、発展問題を学習しました。
基本公式は学習済みなので、それを応用し、置き換えなどの工夫をして、展開を行いました。
まず前回の宿題を、生徒たちが黒板に発表し、教員が解説しました。
残念ながら、間違った解答もありましたが、よくある過ちで、
丁寧に解説することで、かえって理解が深まったように思います。
その後、3項の2乗公式を学習し、その基本問題で定着を図りました。
最後に、順番を工夫すると簡単になる応用問題を、まず自分のノートに解答した後、
指名された生徒が自分の答えを、黒板に発表しました。
この授業のS-T分析図は、次のとおりです。(→こちらをクリック)
生徒の演習の時間や発表に、授業の半分以上の時間をとり、生徒の活動を多く取り入れていたように思います。
続いて、6時間目に1年生の「古典」の授業を見せてもらいました。
まず、今日から学習する、宇治拾遺物語「児のさら寝」の本文を、ノートに写してあるかをチェックしました。
この後の授業で、そのノートに、文法事項や現代語訳などの必要事項を記入していきます。
続いて、古文の基礎である「歴史的仮名遣い」について、学習しました。
音読のルールを、5項目、説明しました。生徒たちは
・くわじ、あうぎ、よひ、かほ
などの例を、ルールに従って、読んでいきました。(カジ、オウギ、ヨイ、カオ)
特に
・てふてふ
を、なぜ「チョウチョウ」と読むのかを、ローマ字で解説したのは、なるほどと思いました。
続いて、「児のさら寝」を教員が範読しました。生徒たちは、どこが歴史的仮名遣いなのか、自分のノートにチェックしていきました。
その後、指名された二人の生徒が、代表して音読を行いました。古典は、声に出して読むことが大切です。
この授業のS-T分析図は、次のとおりです。(→こちらをクリック)
一問一答で、歴史的仮名遣いの確認を行ったり、音読の時間を十分にとるなど、生徒の活動を多く取り入れていたように思います。