6限は3年生が体育館で、人権講演会を行いました。
ピアニストで、タイ カヤップ大学教授の瀬田 敦子様をお迎えして、
「国際社会を知る」のタイトルでご講演をしていただきました。
瀬田敦子さんは、世界中で演奏しているピアニストで、今回は本校体育館で、
・ベートーヴェンのピアノソナタ「月光」、
・モーツアルト「トルコ行進曲」、
・ショパン「幻想協奏曲」「黒鍵」「革命」、「ラ・カンパネラ」
などを演奏していただきました。素晴らしい演奏、胸を打つ演奏でした。
ピアノを通じて、戦争と平和、歴史、日本人について考えることができたとのことで、
曲についてのエピソードを、写真やビデオで紹介していただきながら、その後にピアノで演奏していただきました。
・ショパンの生まれたポーランドは、たびたび戦争に巻き込まれた。
戦争のためポーランドへ戻れなかったショパン、
「革命」に込められた故国ポーランドへの思い、戦争の悲惨さ、平和の尊さを感じてほしい。
・ポーランドではアウシュビッツ収容所を訪れた。ガス室などで受けた衝撃を伝えられたと思う。
・レバノンは、イラク戦争の時に訪れた。音楽を通じて国際交流を深めることができた。
・最後は平和を祈って「ラ・カンパネラ」を演奏した。
などのお話をしていただきました。生徒からの、
講演終了後、「うまく弾けるようになったのはいつですか」の質問に、
「阪神大震災で命を落とした友人を思った時に『本当にピアノを弾きたい』
という気持ちが生じ、練習に励みました。」
と答えていただきました。
素晴らしい演奏とご講演をありがとうございました。