授業見学(第10日)

今日は、まず1時間目に、1年生の「数学A」を見せてもらいました。

テーマは「場合の数」。いくつかの事柄について「全部で何通りの場合があるか」を考えることです。

その際に気を付けなければならないのは、漏れがないか、重複がないか、正しく数え上げることです。

そのための基本として「樹形図」を使って、数え上げる練習を行いました。

「A,B,Cの3つの文字を、順番に並べる並べ方は、何通りあるか。ただし、同じ文字は1回しか使わないものとする。」

「大、中、小のさいころを同時に投げるとき、目の和が5、7、目の積が6になるのは、それぞれ何通りあるか。」

「A,Bの2チームが試合を行い、先に2つ勝った方が優勝とする。第1試合にAが勝ったとき、

 そのままAが優勝するのは、何通りあるか。」

などの問題を、練習していきました。

最後に、

「1枚のコインを6回投げ、2回表が出れば終了とする。1回目が裏が出たとき、全部で何通りあるか。」

の問題を解いていきました。

8通り、9通り、10通り、11通りなど、いろんな意見が出ましたが、みんな一生懸命に取り組んでいました。

(正解は、10通りです。)

 

続いて、3時間目に、1年生の「化学基礎」を見せてもらいました。

テーマは「同素体」。

同素体とは、同じ元素からできているが、性質が違う単体のことです。

自然界には、S(硫黄)、C(炭素)、O(酸素)、P(リン)の同素体がありますが(SCOP:スコップ)、

それぞれの特徴について、学習しました。

特にOの同素体には、Oが2つの「酸素」とOが3つの「オゾン」があります。

「オゾン」は、中学校で「オゾンホール」として学んでいますが、

なぜ、オゾンがないと危険なのか、そしてなぜ、オゾンホールができるのかについても学習しました。

続いて、「炎色反応」の例を学びました。

「Cu Li Na K Ba Ca Sr」は、それぞれ火の中で、「青緑 赤  黄  紫 黄緑 橙赤 紅」

の色を示します。これを、語呂合わせで、

「どうせリアカー無きK村馬力で勝とうとするもくれない」

と覚えるそうです。次の時間は、この炎色反応の実験を行いますので、確認してください。

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