本日14時から、今年度の第1回学校協議会を開催しました。
学校教育は学校だけの力では、十分に運営できるものではなく、
保護者や地域をはじめとする外部の協力や支援をいただきながら、実施するものです。
本校学校協議会は、教育機関をはじめとする有識者の方々、保護者や地域、同窓会などの皆さまに委員をお願いして、
多様な観点からご意見やご提言をいただき、学校運営の改善や特色づくりに役立てております。
今年度は、次の方々に、委員をお願いいたしました(順不同)。
◎大阪産業大学 准教授 西口 利文 様(会長)
◎大東市立深野中学校 校長 植木 眞一郎 様
◎臨床心理士 金子 真理子 様
◎森岡・山本・韓法律事務所 弁護士 山本 峰義 様
◎大阪府立大東高等学校 同窓会長 宇都 博章 様
◎本校 PTA会長 藤山 早苗 様
まず、6時間目の2年生「日本史B」と3年生「生物Ⅱ」の授業を参観していただきました。
続いて会議室で、協議会を開催いたしました。
私の方から、本校の教育方針と取組み全般について報告した後、
今年度重点的に進めております「授業力の向上」の取組み、及び8期生の状況について、報告しました。
その後、「今後の緑風冠の取組みについて」というテーマで、ご協議いただきました。
今春の大阪府公立高校の入学者選抜では、定員を前期と後期に分けて2回実施するなど、実施方法が大幅に変更されました。
また平成26年度からは、学区が撤廃されることとなっております。
そのような状況において、
・中学生にとって「行きたい学校」となるためには、
・在校生にとって「入って良かったと思える学校」となるためには、
・「普通科総合選択制」という本校の特色を活かすには、
今後、緑風冠は、どのような取組みをすればいいかについて、ぜひお聞きしたいと考えました。
委員の皆さまからは、例えば
・第一志望が増加傾向にあり、誇れる数字。中学生にとって行きたい学校となっていることの証明ではないか?
・「普通科総合選択制高校」は、いろいろなことが選べて自分のやりたいことが見つかる学校と思った。
自宅から遠ければ続かないかも。「家からの近さ」と、中学校の先生から「服装や決まりがしっかり守られており、
落ち着いている」と聞き、緑風への受検を決めた。英語を勉強している中で、英語が好きなことがわかったとのこと。
楽しい日々を送っている。
・「家からの近さ」などの物理的意味も大切。普通科総合選択制高校には移動教室が多く、
HRクラスへの帰属意識が薄れるという懸念があったが、緑風ではHR活動などが充実しており、
クラスへの帰属意識を保ちながら多様な科目選択が可能であると感じている。
・卒業生の活躍や話から、入学を希望する生徒が増えるのではないか。卒業生が応援団としてかかわってくれたら力になる。
・エリアを決めるところからキャリア教育が始まっており、エリア選択が進路選択の意識づけになっている。
6つのエリアはバランスが取れており、社会に出る意識づけになっている。
普通科と総合学科の良さを取り入れた制度であるが、どっちつかずになってしまう懸念がある。
その良さを強化していくところに「入って良かったと思える学校」になるヒントがあるのではないか?
・会話によるコミュニケーションより、携帯電話の普及による短文でのやり取りが増え、
学びに影響している。表現力、読解力の低下がみられる。
などの様々なご意見、ご提言をいただきました。
今後、いただいたご提言を元に、教育活動を進めてまいります。