第39回近畿地区高等学校PTA連合会大会が、国立京都国際会館で開催され、
本校からは、藤山会長をはじめ、PTA役員の方と大谷先生、清水先生が、参加されました。
「深めよう親子の絆、広げよう地域の絆、共に開こう明日へのとびら」をテーマに、協議が行われ、
元プロ野球選手の衣笠祥雄さんの記念講演「野球に教えられ、学んだ事」がありました。
・ 野球のおかげで脇道にそれなかった。
野球のおかげで大勢の人と出会い、助言やヒントをもらい、方向を見つけるきっかけをもらった。
・ 高校時代は目標を持つことの大切さを学んだ。甲子園という目標がひっぱってくれた。
うまくいかなかったら準備して待つこと。あきらめないこと。うまくいかなくてもいつかはチャンスが来る。
そのときのために準備をし、チャンスをつかむ。あきらめずに頑張ってよかった。
・ プロ入りして、野球の難しさを学んだ。弱いチームに10年、強いチームに13年所属することになったが、
その差は優勝という目標があるかないかであった。
弱いチームは一生懸命、練習をやっているが、目標がなく、苦しくなったらあきらめていた。
強いチームは優勝の喜びを知ったので、しんどいことがあっても耐えられる。
優勝という目標を持っているから、苦しくても頑張ることができる。
・ プロに入団して最初の2年間、よく練習をしたが、人に言われ、人のために練習をしていた。
「どんな選手になりたいか?」という選手としての完成像がなく、そのために「どんな練習をするか?」も考えてなかった。
気持ちの入らない練習、自分がなかった。「何しにプロに入ったのか?」、試合に出るため、そのために何の努力をしたか?
何もしていない、逃げていた。このままなら、この成績しか出せない。この時の失敗した経験をいつまでも忘れなかった。
・ そのような時に根本監督から「自信を持って、売れるものは何か?」と聞かれた。何も言えず、うつむくだけだった。
そこで考えたのが、「長打力を磨くこと」であった。ヒントをもらった。
プロ3年目が準備期間であった。練習は厳しかったが、希望があった。
・ 多くの人にいろいろなことを教えてもらった。野球を通して、生き方を教えてもらった。
「前を向いて走ること、がまんすること、目標を持つこと、自分を絶えず見続けること」を学んだ。
夢や目標は日頃忘れがちだが、持たなければならない。前へ進むためのエネルギーをもらうことができる。
前へ進むためには「夢や希望、目標」がいる。幸せな人生である。
大切なことは「夢や希望、目標を持ち、追いかけて、がんばること。後悔しないこと」である。
とてもいいお話で、役員の皆さんは口々に「ぜひ、緑風冠でも、お話してもらいたい」と、おっしゃってました。