今日は、1時間目に、3年生の「現代文実践」を見せてもらいました。
「現代文実践」は、本校独自の科目で、大学入試に出題された様々な文章を鑑賞することにより、
物の見方、考え方、感じ方を深め、読解力を養うとともに、現代の諸問題を学習し、問題意識を持つことを目標としています。
教材は岩井克人の「会社はこれからどうなるのか」。
著者によるとは、資本主義とは、差異によって利潤を生みだす運動であり、
商業資本主義、産業資本主義、ポスト産業資本主義のそれぞれの時代で、差異性とは何かについて、述べていきます。
なかなか、難しい内容なので、教員が最初に
「皆さんは、儲けるとすると、どうする?」→生徒の答え「働いて、貯金する」「何かを売る」など
「商品を売るとすると、どうして値段を決める?」
→「仕入れた値段より、ちょっとだけ高く」「材料費、自分ががんばった分、儲けを加える」など
「商品がないとすると、何を売る?」→「?」
「商品がないと、労働力を売ることになる。会社はどうやればもっと儲かるか、考えたことはあるか?」
と、身近な質問とプリントで、予備知識を説明したうえで、問題をやっていきました。
15分ほど、自分で考えた後、前に出てその答えを発表し、教員が解説・採点していきました。