コロナ感染がとても心配な状況になっています。8月のブログでも、感染症対策についてQ&Aでお答えしていましたが、オミクロン株の影響で、変わっていることもありますので、ご説明いたします。
本日、校長名での感染症対策についての保護者あてのプリントを生徒へ配布しておりますので、そちらもご覧ください。
なお、対策、対応や判断は国・府などが定めております。学校での独自判断で行うものではありません。このブログでは、国・府からの指示を分かりやすく、お伝えすることが目的です。
Q1 学校での陽性者は多いのですか
A1 はい。1月になってから、複数の感染した生徒がいます。これまでと同様に、感染経路がはっきりわかることは少なく、生徒の陽性者の例は、ほとんどが「家族での濃厚接触からの感染」と「校外での感染リスクの高い活動」によるものと考えていますが、実際に誰から感染したのかは学校では分かりません。また、学校では誰が感染したかは公表しておりません。これまでと同様に、感染したことで、風評被害がでないように、またSNSで拡散させるようなことはしないでください。
Q2 濃厚接触の判定は学校が行うのですか
A2 ニュースで報道されているとおりですが、今週から「学校が陽性の生徒の聞き取りを行い、教育庁や校医の指導・判断を受けて濃厚接触となる生徒を決めています」。学校だけの判断で濃厚接触を決めているのではありません。基準は以前から変わっておりませんが、学校がより主体的に聞き取りを行います。濃厚接触となれば、本校では所管の四條畷保健所へ濃厚接触と判断した理由をつけて、名前などを報告することになっています。これは、府個人情報保護条例に定められた、個人情報の利用によるものですので、よろしくご理解ください。
Q3 学級閉鎖や学校閉鎖はどうして決まるのですか
A3 これも、学校がきめているのではありません。教育庁の指導のもと決定しています。
従来と変わったのは
陽性者がでたとしても、「学校での濃厚接触者がいない。または、濃厚接触者を特定することができた」。この場合には閉鎖はありません。そうでない場合に学級閉鎖等になります。複数の学級閉鎖の場合(3クラス基準、陽性者数にもよる)で学年閉鎖、複数の学年閉鎖をする場合に、学校閉鎖となります。
ですので、学級閉鎖になるケースは
①陽性者は出たが(クラスや部活動での)濃厚接触者を決めるための疫学調査が終わっていない。
②一度にクラスで、6人以上の陽性者+濃厚接触で出席停止 の場合。
オミクロンの特性(発症まで短期間)から。①の場合、疫学調査が終わった時点で、学級閉鎖は解除となります。②の場合、学級閉鎖は3日と決められており、短縮・延長は原則ありません。ですので、蔓延防止対策がとられていますので、不要・不急の外出を控えてください。
Q4 感染症が心配である
A4 はい。確かに、感染者数がとても増えています。ご心配な場合には、学校へご相談ください。なお、これまでのところ緑風冠高校では、生徒の陽性者は複数でています。しかし「学校での活動での濃厚接触者を判定していますが、その後に、感染が広がった事例はありません」。学校では、感染症対策を徹底するように指導をしております。ご理解とご協力をこれからもお願いいたします。
Q5 どんな生徒が濃厚接触になっているのですか
A5 一番多いのが、「食事の時に、会話・対面・至近距離」が短時間でも該当します。これは、国・府の判断基準と保健所の指示を受けて決めているものです。生徒たちが「おやつ、おかずをシェアする」ということもあてはまります。ほとんどの生徒はしていませんが、楽しい食事の時間のふとした油断が、この事態になっていると思います。学校では引き続き指導をしてまいりますが、ご家庭でも、お話をしてください。