コロナ感染症対策(Q&A)②

オミクロン株によるコロナ感染者数が増えています。本校でも、相当数の検査対象者がいる状態です。昨日に続きまして、Q&Aによる、コロナ感染症対策についてお知らせいたします。

Q5 休業になった場合には、土曜に授業を行うのですか

A5 学習指導要領により、授業をすべき日数が定められています。必要な場合には、教育庁と協議をして、今後も土曜の授業を行う場合があります。なお、本校では、クラスルームによる学習支援の体制があります。休業期間や出席停止であっても、適切に担任や教科担当から学習の指示を行っていますので、生徒の皆さんは計画的に自宅等での学習をしましょう。

Q6 私は濃厚接触でもないので、学校休業・学級閉鎖であれば外出などはいいですね

A6 (こんな質問はありませんが)学級閉鎖等は、学校内での感染の広がりを防ぐために学校保健安全法による制度で、校長が教育委員会の指導を受けて行うものです。私の考えは、この学級閉鎖の状態は学校での感染のリスクが「特定の学級で高い」状態であると考えています。ですので、このクラスの生徒たちは、感染リスクの高いことを自覚をして、周囲の人への感染を広げないような行動、感染症対策をしましょう。わかりやすく生徒に伝える言葉でもう一度言いますと、「学級・学年閉鎖の期間は、当該学級の生徒であれば、発症するリスクは高いのですよ」。外出等は自粛しましょう。

Q7 無症状なのになぜコロナはこんなに対応が厳しいのですか

A7 現在では、コロナウイルスが感染症法による分類で二類となっているからです。つまり、これは結核と同じくらいの、感染対策をしなければならないと考えられているからと思っています。教員であれば、毎年、結核の検査のためにⅩ線を受けていますし、生徒の皆さんも高校入学時にⅩ線検査をしていることで、ご理解いただけると思います。結核になる生徒や教員は、全国でごくまれにいますが、もし、結核になった人が学校にいるとなると大変なことになります。全員の疫学調査を行い、最悪の場合には家族を含め全員が検査をしなければならないこともあります。そして、症状により隔離され入院します。これがインフルエンザであれば、五類に分類される感染症であり、教育委員会が出停や閉鎖・休業などのルールを定めており、このルールに従って校長が学校休業を決めることができるのです。そして、インフルエンザであれば、高齢者以外は入院することはまれであります。いま無症状であっても、コロナウイルスの感染力はとても強いとされているので、家族や身近な人への感染が広がっていくことは容易に考えることができるでしょう。10日間と定められた期間は、外出などをしないでおきましょう。

この間に、生徒や保護者の皆さんから質問があったことをブログでお答えしました。私は教育関係者であり、医療関係者ではありません。感染症のリスクや心配は尽きませんが、少しでも安心・安全に学校での教育活動ができるよう、わかりやすくお伝えしているだけですので、正しい知識や判断は専門の医療機関からもらうようにしてください。

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