今日、13時から本校体育館で、7期生の入学式を行いました。
とても暖かい春の日に、280名の新入生を迎えることができ、うれしく思います。
代表生徒の力強い宣誓の後、私が次のような言葉を贈りました。
高校生活は長い人生の中ではわずかに3年間。
しかし、皆さんの体も心も大人へと成長していく最も大切な時期であります。
本校での生活を始めるにあたって、ぜひ次の3つのCを実行してもらいたいと思っております。
3つのCとは、CHALLENGE、COMMUNICATION、そしてCONTROLの3つのことです。
まずCHALLENGEとは、高校生活への挑戦です。中学生気分から脱皮して、
高校生として勉強に部活動にチャレンジしてください。
皆さんは今の自分に妥協することなく、ぜひ大きな夢、高い志を持ち、
その夢の実現に向け、果敢に挑戦し、日々成長を続けて欲しいと思います。
夢や希望は待っていても、皆さんの前には現れません。自ら求めなければなりません。
「もともと地上には道はない。歩く人が多くなれば、それが道になる。」
中国の文学者、魯迅の言葉です。皆さんもいろんな事に挑戦し、「道」を切り拓いて欲しいと思います。
次に、COMMUNICATIONです。学校の一つの特徴は、集団で学ぶ場であるということです。
先輩や後輩、友達や先生など、多くの人がいて、
そうした人々と共に、様々な知識や技能を身につけ、自らを高めていく場が学校です。
「人間は社会的動物である」と言われるように、一人では決して強くない私たち人間は、
他の人と協力し、集団を形成することで、社会を発展させてきました。そのときに必要なのが、コミュニケーションです。
互いの立場や考えを尊重しつつ、自分の言葉で考えを述べたり、相手の考えを受け入れたりしながら、分かり合うことです。
集団は、他の人と競い合うためにあるのではありません。互いに高め合うためにあるのです。
いい集団は、そこに所属する一人ひとりの力を伸ばします。
個人のために集団があり、いい集団を作るために、個人の力が必要となります。
緑風冠高校は、互いに協力し合い、高め合うことで、一人ひとりの力を伸ばせる「いい集団」でありたいと願っています。
でも集団には、いろんなメンバーがいます。意見が対立し、感情が高ぶって、言葉や態度で、相手を傷つけたり、
自分が傷ついたりすることもあるでしょう。
そうならないために必要なのが、最後のC、CONTROLです。
時には自分の感情を抑え、待つこと、耐えることも必要です。この待つ、耐えるというのは、高等動物の高等な精神活動です。
人間も赤ちゃんのときは、おなかがすけばすぐに泣き、思うようにいかなければ駄々をこねます。
でも皆さんは、もう高校生です。しっかりと、自分をコントロールしてください。
続いて、PTA会長からご祝辞をいただき、式は終了しました。
その後、校歌の披露、7期生担任団の紹介を行いました。
生徒たちは、式終了後、校庭の満開の桜の下で、クラス写真を撮りました。
明日は、先輩との対面式やクラブ紹介があります。早く学校に慣れて、有意義な高校生活を送ってください。