10時から、社会科教室でPTA文化・教養講演会を行いました。
カイロスビジネスデザインワークス代表 山岡 哲也様を講師にお招きし、
子供の「本音」を見抜く ~ノンバーバル・コミュニケーションの大切さ~
について、お話していただきました。
まず、固い頭を柔らかくするために、一筆書きや、クイズを行いながら、
その結果を認知心理学の手法で、とても分かりやすく説明してくださいました。
・実用的推論スキーマ
・・・日常的な推論は、それぞれの領域ごとの知識を使って、前提を解釈したり、推論を補ったりすることで行われる。
従って、100%の理解はない。親と子、それぞれの前提が違うことを認識する。
・認知的不協和
・・・人は、思いや行動に不一致、矛盾があると、心の中に不協和が生まれる。
人はこれを解消するために、自身の態度や行動を変更すると考えられている。
・確証バイアス
・・・個人の先入観に基づいて他者を観察し、自分に都合のいい情報だけを集めて、それにより自己の先入観を補強する。
続いて、しぐさで相手の気持ちが分かる場合があることを、アメリカのテレビドラマの場面から説明してくださいました。
・髪の毛をさわる・・・ストレスを感じている
・クッションを前に抱える・・・不安を感じている
・テーブルの下に手を隠す・・・話に余り興味がない
また、嘘をついていたり、隠し事をしているときのしぐさとして、
・返事が適当で曖昧、言い方が速くなる、怒ってごまかす、動作が小さくなる、身体を揺らす頻度が多い、瞬きが多くなる
不自然に無表情、話題を変えようとする、作り笑いをする
などがあることを知りました。
子供と話すときは、落ち着いてプライドを持って話すことが大切で、いかに信頼関係を作っているかが重要であること、
最後に、山本五十六の、
「やってみせて、言って聞かせて、やらせてみて、 ほめてやらねば人は動かじ。
話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば、人は育たず。
やっている、姿を感謝で見守って、信頼せねば、人は実らず。」
を紹介していただきました。
教えていただいた内容は、早速今日から活かせる、とても実践的な内容でした。
子育てとともに、生徒指導にも活かせると思いました。ありがとうございました。