今日の授業見学(8日目)

今日はまず、2時間目に、1年生の「数学A」を見せてもらいました。

テーマは平面図形の「チェバの定理」と「メネラウスの定理」です。

三角形の各辺上の内分点、外分点の比に関する定理です。

まず、比と比の値についての確認を行いました。

その後、「チェバの定理」の解説とその覚え方、基本問題演習を行いました。

続いて、「メネラウスの定理」についての解説、その覚え方、基本問題演習を行いました。

「頂点→分点→頂点→分点→頂点→分点→(最初の)頂点」の順にたどることが「メネラウスの定理」のポイントです。

教員の「頂点!分点!頂点!分点!頂点!分点!」の掛け声に従い、比を見つけていきました。

なかなか難しい問題ですが、とても集中して問題を解いていました。

次の時間に、それぞれの定理の証明を行います。

私は、数学では「証明」がとても大切だと考えています。

(証明をせずに)「定理だから(公式だから)、覚えとけ!」では、絶対ダメです。

証明は、難しいこともあるのですが、数学では、「なぜそうなるか」を考えることが、最大の目的だと思っています。

 

次に、4時間目に、2年生の「生物Ⅰ」を見せてもらいました。

今日のテーマは「いろいろな遺伝」。

メンデルの法則に当てはまらない遺伝、「不完全優性」「致死遺伝子」「複対立遺伝子(ABO血液型)」

について学びました。

教員が自主制作したPowerPointの提示型教材を使って行いました。

PowerPointの提示型教材は、視覚的・直観的理解ができる、

生徒の興味関心を高めることができるなど、多くのメリットがあるのですが、

反面、その時は分かったつもりでも、後で復習するときに記録が残っていないことが多く、「ところで何を学んだのか」が思い出せず、

知識技能の定着に課題があるなどの欠点もあります。

今回は、この欠点を克服するために、PowerPointの画面を印刷して配布し、さらに要点を記録できるように、穴埋めとしていました。

生徒たちは、PowerPointの画面を見ながら、プリントに要点を記録していくことで、学習の定着が可能となっていました。

またアニメーションを効果的に使い、自作のイラストもあり、文字の大きさや色遣いも適切で、とてもいい教材だと感心しました。

生徒たちは、最後までとても集中して、学ぶことができていました。

制作に3時間かかったそうですが、充分「元を取っている」と思いました。

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最後に、5時間目に、3年生の「看護の基礎」を見せてもらいました。

「看護の基礎」は、看護や医療についての基礎的な知識、技術の学習を通して、

看護の意義、保健・医療・福祉における看護の意義を学ぶとともに、

看護医療系の進学希望を実現できる力をつけることを目標とした、緑風冠独自の科目です。

今日は、実際に看護学校の入学試験で出題された英語の問題を解いていきました。

文法などの既習事項を確認しながら解くとともに、看護学校独特の医療に関するテーマについても触れながら、

実践力を身につけていきました。

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