今日の授業見学(18日目)

今日は、7時間目に2年生の「化学Ⅰ」の実験を見せてもらいました。

アルコールからエーテル、アルデヒド、ケトンを生成し、その性質を調べました。

実験1は、「アルコールの脱水縮合」

エタノールの入った試験管の臭いを確認した後、濃硫酸を加えて加熱し、

臭いの変化で、エーテルができたことを確認しました。

私も嗅がしてもらいましたが、油性マジックのような臭いでした。

実験2は、「第1級アルコールと第2級アルコールの酸化」

試験管に入った1-プロパノールと2-プロパノールに、バーナーで赤く熱した銅線を近づけ、

黒くなった銅線が元の光沢に戻ったら、試験管からはずし、黒くなったらまた近づける、

この操作を20回以上繰り返し、それぞれの物質を酸化させました。

1-プロパノールからはアルデヒドが、2-プロパノールからはアセトンができます。

臭いでできた物質の違いを確認しました。

実験3は、「アルデヒドとアセトンの比較」

実験2で、生成したアルデヒドとアセトンに、フェーリング溶液を加えて、80℃のお湯にしばらくつけると、

アルデヒドは、還元作用があるので、赤褐色の沈殿が生じますが、アセトンは変化がありません。

どの班も、違いが明確に見られました。

最後に、アルデヒドに、アンモニア性硝酸銀溶液を加えて、60℃のお湯につけて、そのまま静かに置くと、

試験管の周りに、銀の膜が生成します。いわゆる「銀鏡反応」の実験を行いました。

どの班も、鏡のような膜ができていました。

教員の的確な指示と、入念な準備もあり、50分の間に、密度の濃い実験ができていました。

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