生徒会はどこの学校にもあります。本校では文化祭や体育祭などの学校行事を運営する大きな役割がありますが、特色ある取組みとして『意見箱』があります。
２階のピロティに写真のような意見箱があります。生徒たちが自由に意見を書いて入れて、それを生徒会が回答などするという仕組みです。いろいろな意見が出されているようです。
エアコン（空調設備）やトイレに関することが多くありますが、この質問には教員が回答しています。エアコンを作法室（での茶道部の活動の時）に入れて欲しい、という切実な意見もありますが、申し訳ないのですが実現できないのが残念です。トイレも府が改修工事をするので、学校単体での洋式化などは残念ながらできません。ですが私としては生徒会からの意見ということで、府教委には伝えたいと思います。
意見箱を利用した生徒会活動で、「学校指定セーターの色をグレーと黒の２色が可能」に変更したことがあります。この時期に授業見学で教室に行くと、グレーと黒を着た生徒が半々です。そんなに高くないので、自分に似合っていると思う色を選んでいるようです。今回の意見箱には「ボタンダウンのカッターシャツを変えて欲しい」との意見がありました。一人の意見を大切にする必要もありますが、どれくらいのニーズかも考えないといけません。制服業者との調整もありますし、お金のかかることのなので慎重に進めるべきでしょう。この他に「食堂のコロッケの作り方を教えて」、「成績を上げるにはどうしたらいいですか」といった、生徒会が答えるべきかどうかよく分からない質問もありましたが、どの質問にも生徒会は真剣に回答しているところが楽しいしですし、とてもいいと思いました。
生徒会役員の全員が緑風冠高校を良くしたいと強く思っている生徒たちです。私としては、生徒の意見を大切にして、学校運営をしていきたいと思っています。これからも、「生徒会活動、そして生徒たち一人ひとりを大切にしている緑風冠高校」と生徒に感じてもらえるようにしてまいります。
※今回は長文となりましたが、最後までお読みいただきましてありがとうございます。