期末考査の翌日

昨日までが期末考査でした。今日から終業式(20日)までは、午前中授業です。校内を歩いてみて、教室の様子を見てみました。

1年生です。答案を返してもらっています。平均が55点。先生「ちょっと、できてなくて残念やったわぁ」と生徒たちに説明しています。中間考査はとてもよく頑張っていたようですが、こうして徐々に点数がさがっていくことは残念です。学校での考査のルールとして「平均点を60点くらいにする」と決まっているため、全員を80点以上とはできないものです。しかし、頑張りの差がついてきていることが心配です。このあと2年生の教室も見てきましたが、平均51点、最高点100点(すごいですねぇ!!)となっていました。ほんとうに同じように勉強してきたのでしょうか。

学校では、考査があって、勉強をしないといけないものですが、すべてが将来の生き方や進路に繋がりますので、頑張って欲しいです。6月28日のブログで高校の成績によって大学・短大での受験の際にメリットがあると書いていました。保護者の方から、ご質問をいただきましたので、もうちょっとだけ詳しくご説明をしたいと思います。

大学・短大の受験では一般入試(2月以降にあります)と学校推薦型選抜入試というものがあり、後者には公募制と指定校の推薦入試があります。関西のほとんど大学等がこの制度を設けています。このうちの指定校推薦では特におおきなメリットがあります。例えば緑風冠高校と高大連携を締結している大阪国際大、東大阪大、大阪成蹊大、四條畷学大では、入学金、授業料軽減の制度があります。5~10万円、半額などです。それぞれの大学は大東市から近く、専門的な資格を取得し就職することができるので、進学先として人気があります。関西難関私大(関関同立・産近甲龍・摂桃追神外と語呂よく言いますが)では、公募制推薦や指定校推薦(ある時とない時があります)があるのですが、学校の成績と入試のテストの点の合計で合否を決めるものです。

高校入試のように、教育委員会が制度を決めて入試を行うのではなく、大学が独自の「制度、特典を設けている」ので、進路の進学担当の先生は知識を得るため、そして制度を理解するため、毎年とても大変です。ですので、先生方は生徒たちには「まず、憧れでもいいから、オープンキャンパスへ行ってみて、説明を聞くといい」と言っているのです。進学先を憧れでもいいから決めること、自分の進路を考えること、これは早いほどいいもので1年生の夏だから早すぎるということはありません。これからの夏の過ごしかたを大事にして欲しいと思って、教室にいる生徒たちを見ていました。

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