今日は、1時間目に1年生の「化学Ⅰ」を見せてもらいました。
いきなり、まな板を取り出し、グレープフルーツの皮をむいて果肉を取り出し、「誰か、食べたい人いてますか」と声をかけました。
生徒たちは「先生、いきなり何するんやろ」と興味深く注目していましたが、
恥ずかしいのか、このクラスでは食べる生徒は出ませんでしたが、もちろん酸っぱいです。
次に重曹を取り出し、それをかけて食べました。すると酸っぱくなくなりました。
その理由はなぜか、今学習している酸とアルカリの中和反応と関係があります。それを身近な例で示し、理解を深めました。
実際、グレープフルーツの果汁は酸性、重曹はアルカリ性であることを、
ペットボトルに用意したBTB溶液に、それぞれを入れて、色の変化で確認(酸性は黄色、アルカリ性は青色)したあと、
化学反応式と、イオンの様子を図示したものを使って、説明しました。
そして先ほどの2本のペットボトルを混ぜて、中性になることを色の変化で確認(中性は緑色)しました。
このように、日常生活の身近なことが今学習している事柄に関係あることを紹介しながら授業を進めていくことは、
とても大切なことと考えております。