今日から、春季近畿地区高校野球大阪府予選の1回戦が始まり、
緑風冠は、東大阪の花園球場で、阿倍野高校と対戦しました。
立ち上がり、阿倍野打線がつながり、1回表に4点、2回に2点を取られてしまいました。
一般の観客からは「こら、5回コールドやな」との声も聞かれましたが、緑風冠は決してあきらめていませんでした。
3回に継投策で、相手の攻撃を絶ってから、流れが変わりました。
3回裏に2点を取り、反撃が始まりました。4回の相手の攻撃を堅い守備でしのぎ、その裏にも1点を返し、流れを引き寄せました。
しかし阿倍野も継投策で、緑風冠への流れをかわし、6回に足とバントをうまく絡めて1点を取り、嫌な展開となりました。
それでも緑風冠も、あきらめることなく、すかさずその裏に1点を取り返しました。
しかし阿倍野に7回に1点を取られ、4-8で迎えた8回裏にドラマが待っていました。
疲れの見えた相手投手の制球の乱れをつき、代打策も功を奏し、何と6点を取り、10-8の大逆転となりました。
9回表の守りも、継投策と堅い守りで乗り切り、そのまま10-8で、1回戦を突破しました。
寒い中、生徒、OB、保護者の皆さんや教職員も最後まで応援を続け、勝利のサイレンを聞いたときは、
一塁側スタンドは、歓喜の声につつまれました。
終了後、顧問の山本先生も「6点リードされても、生徒は全くあきらめていませんでした」とおっしゃてました。
そして先発の9人だけでなく、リリーフや代打の選手たちが、与えられたチャンスをきっちり活かしてくれたことが、
今日の勝利につながりました。内外野の堅実な守備も印象的でした。
そして「最後まであきらめない」ことの大切さを、見事に実証してくれました。
阿倍野高校は、鋭い打撃とバントや足を絡めた隙のない野球で、とてもいいチームでした。
2回戦は、4月22日(日)10時渋谷高校グラウンドで、渋谷高校と戦います。
春休み中は雨が続き、満足な練習が出来ませんでしたが、次の試合まで2週間あります。
今日の試合を反省し、十分な準備をして、試合に臨んでください。
次の試合は、「完全アウェイ」となりそうですが、皆さんの応援をお願いします。