南郷中学校に出前授業に行ってきました。
数学の新山先生が「中学3年生に楽しんでもらえる高校数学」の授業を考えてくれました。
高校数学の中でも最も人気の低い単元の一つである「三角比・三角関数」を、道具を使って中学生のみなさんに考えてもらいました。
まず、「ローリングルーラー」という定規を使って幾何学模様を描いてもらいました。
「キャー」とか「ワー」とか歓声があがる中、色とりどりの様々な「作品」が生み出されました。
先生が「高校三年生の理数エリア選択者が履修する内容です」と説明し、代表的な式を黒板に書きました。
みんなの表情に?マークが出ましたが、そこは先生がすかさずフォローし、次の演習に移ります。
「円柱を一刀両断!斜めに切った後、円柱の表面を平面に展開できたとしたらどんな形になるでしょうか?」という問いかけに、みなさんが想像力を働かせて予想してくれました。
その後、実際に分断された円柱のモデルを配布し、展開させたところ再び歓声があがりました。
あなたの予想は正しかったでしょうか?
最後の仕上げに、机に直立させたペンを倒しながら、机とペンの成す角度と、ペン先の高さの関係から「サイン」のお話を展開し、「サイン・コサイン」で彩られた50分の授業を締めくくりました。
校長先生、学年主任の先生、進路指導主事の先生、担任の先生にはご多忙の中、ご丁重に対応していただきありがとうございました。