授業力向上への取組み-授業見学(第1日)

今年度も「授業力の向上」をめざして、様々な取組みを行っていきます。

今年度も、先生方の授業を見せてもらっています。

昨年度は2学期からでしたが、今年度は今週から、

比較的教員経験年数の少ない先生(講師を含む)の授業見学を実施しています。

その際、S-T分析(詳細は、こちらをクリック)を行うとともに、

次の「授業評価票」(PDFファイル:63kB)に必要事項を記入して、一人ひとりの先生に渡す予定です。

また必要に応じて、その授業について、意見交換を行います。

今日は、まず3時間目に2年生の「政治経済」の授業を見せてもらいました。

「国家と民主主義」の単元で、今日が2回目です。

まず前回、プリントで世界の国の地図上の場所と国名を確認した続きとして、一問一答で、漢字表記での国名を学びました。

(仏蘭西、独逸、和蘭、土耳古など)

続いて「国家」とは何か。その条件である「国家の三要素」(領域、国民、主権)について学び、

国家運営の歴史、「王権神授説」から「社会契約説」を説明しました。

この授業のS-T分析図は、次のとおりです。(→こちらをクリック)

導入ですので、教員の説明が多いですが、身近な話題に触れながら、興味を持てる様に工夫されていたように思います。

 

4時間目は、3年生の「現代文」を見せてもらいました。今日が2回目の授業です。

まず、前回の授業で、「百年後の世界」についてどう考えるかを、

自分の意見を書いて提出したカードをまとめたプリントを配り、意見を共有しました。

想像力にあふれたいろんな意見が出ていました。

今回の教材は、「想像力の危機」(保坂和志著)。そのための動機付けとして、とても意義があると思いました。

初めての教材ですので、教員が丁寧に時間をかけて範読を行いました。

その際、出てくる語句で、読みや意味、漢字の書き方の重要なものをチェックしました。

最後に、段落分けを行いながら、一問一答で内容の確認を行いました。

この授業のS-T分析図は、次のとおりです。(→こちらをクリック)

今日は、教員の範読が中心ですが、ヒントを出しながら、

スモールステップで生徒の考えを引き出す工夫がされていたように思います。

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