上本町のたかつガーデンで、日本教育会大阪府支部の研究講演会がありました。
講師は、和紙デザイナーの堀木エリコ様で、「新たな可能性に挑む」という演題で、お話していただきました。
堀木様は、「建築空間に生きる和紙造形の創造」をテーマに、伝統的な和紙の良さを活かしつつ、
畳3畳分の大きさの和紙を基本として、最大16m×6mの和紙や、
他の素材をすきこんだり、立体的な造形で紙をすいたりするなど、新しい発想で、和紙の表現に挑戦されています。
「成田国際空港」のモニュメントや、大阪では「そごう心斎橋本店」「万博公園迎賓館」をはじめ、
数多くの和紙インテリアアートを、企画、制作、施工を手掛けておられます。
「腹の底からPassionを」をモットーに、現場からの困難な要求にも「~だからできない」のではなく、
「どうしたらできる」を考えて「誰もやらないのなら自分でやるしかない」と、
他分野(照明、アクリル、ガラス、LEDなど)との融合を図り、新しい和紙の可能性を追求されています。
「伝統を現代に受け継ぎ、さらに発展させる」「革新が発展した姿が伝統になる」など、
とても前向きな姿勢に、私も大いにPassionを掻き立てられました。
ありがとうございました。