続いて、5時間目に、1年生の「現代文」の授業を見せてもらいました。
教材は井上ひさしの「ナイン」。
「わたし」は、東京オリンピックの数年後、この街の、とある畳屋の2階に下宿していた。
その当時、町の少年野球チームが大変強く、区の大会で準優勝する。
そのチームで、キャプテンだったのが、洗濯屋の息子・正太郎。
しかし「わたし」がこの町に再びひょっこり顔を出すと、彼は当時のチームメイトから寸借詐欺を繰り返していた。
昭和の懐かしい風景とすっかり様変わりした東京下町の商店街を舞台に、
17~18年後の「現在」に、当時のことを話題にしていく・・・。
まず、教科書の本文の段落分けを行いました。
続いて、オリジナルのプリントを使って、あらすじを完成させていき、
「現在」と「話題」になっている場面を、時・場所等を整理しながらまとめていきました。
文書をよく読むことの大切さ、その際、何を手掛かりにすればいいのか、
生徒たちは、よく理解してくれたと思います。とても集中して授業を受けることができていました。