続いて、2時間目も、2年生の「現代文」の授業を見せてもらいました。
教材は、やはり「こころ」。
3人の生徒が、本文の音読を行った後、このクラスは、1時間目のクラスより少し前の、
「K」が「お嬢さん」に対する恋を打ち明けるまでの、Kの心情を本文中に書かれた内容から読み取っていきました。
さらに、いつもは「精進一筋」「女性は眼中にない」ようなKが、なぜ打ち明けたのかを考えることになり、
教員の質問:「このときのKの気持ちはどのようなものだったと、想像できるか。」
(これは、本文にはないので、推測して自分の意見を述べることになります。)
生徒の回答:「私」に相談したかったから。
打ち明けないと、自分がおかしくなりそうだったから。
黙っていたら、「私」に悪いと思ったから。
などの、回答がありました。教員が模範解答を示した後、最後の生徒の回答を受けて、さらに、
教員の質問:「それでは、Kは、私のお嬢さんに対する気持ちを知っていたのか。」
生徒たちの回答(YES、NO):「知っていた」と「知らなかった」が半々
となりました。私の不確かな記憶では、この答えは、本文を読み進むにつれ、明らかになっていくものと思います。
このクラスも、生徒たちは、全員しっかりと考えて、答えることができていました。