今日は、5時間目に1年生の国語「現代文」の授業を見せてもらいました。
「あいまいな日本人?」という評論が教材です。まず、生徒による音読を行いました。
日本人があいまいとされる理由として、筆者は「暗黙の了解」と「他人への配慮」を上げています。
自分の知っている人たち(友だち、家族など)との「暗黙の了解」を考えてくることが、事前に宿題として出されていたので、
生徒たちがその発表を行いました。
「決まった時間になると、何も言わなくても朝食が出てくる」
「友だちは、何も言わなくても、弁当のおかずを分けてくれる」など、
色々な「暗黙の了解」を教えてくれました。
「なるほど、自分の体験になぞらえると、親近感を持って、より教材への理解が深まるな。」と思っていたとき、
突然、生徒から「校長先生の『暗黙の了解』は何ですか」と質問を受けました。
「うちは共働きだから、何も言わなくても、洗濯、食事、掃除などの家事を分担していることかな」
と答えると、「ええ、お父さんやな」との声が上がりました。
とても楽しい雰囲気の授業でした。私も参加させてもらって、うれしかったです。
ちなみに、授業担当者も教頭先生も、同じく家事を分担していることが、この授業で判明しました。