3年生は、3、4時間目に視聴覚教室で、最後の人権講演会を行いました。
「91歳の先輩から-これから社会に出ていく若い人たちへ」のタイトルで、
瀧本邦慶さんから、お話をしていただきました。瀧本さんは、太平洋戦争に従軍し、
「自分の戦争体験をしっかり次代に伝えなければたいへんなことにある」と、
85歳の時から「語り部」となって、ご自身の戦争体験や平和の大切さを、多くの若者に伝えてこられました。
・ミッドウエイ海戦で、乗っていた戦艦が沈み、敵の機銃攻撃を受け、腕に大けがをしたが、奇跡的に助かった。
しかし、病院に閉じ込められたとき、大本営発表が事実と違うことを知った。
・トラック島では、40,000人のうち、約半数が餓死したが、自分は若かったので、助かった。
・その後、小型潜水艦でレイテ島に行くことなったが、潜水艦が沈み移動できなかった。
移動した仲間は、全員玉砕した。
などの体験をお聞きした後、
若い人に伝えたいこととして、
・まず命を大切にすること。
・きれいなだけの言葉に騙されずに、自分で考えて答えを出すこと。
・もっと、政治に関心を持つこと。
などのメッセージをいただきました。
91歳とは思えない熱いお話しぶりに、私も深く感銘を受けました。ありがとうございました。